宅建に思う!

不動産を生業にする人間にとって宅地建物取引主任者(宅建)の資格は必要不可欠だ。

社員の宅建資格保有率でその会社の水準がある程度推し量れるといっても過言ではない。

当社はピタットハウス本部としての仕事柄、

スーパーバイザー、研修トレーナーは当然としてサポートデスクや

管理本部のスタッフもほとんどが宅建資格を保有している。

特別、社内で宅建取得の啓蒙をガンガン行っているわけではないのだが、

マジョリティーが資格保有者だと「取って当然」というムードが

自然に醸成されていくのだと思う。

これは新入社員や内定者とて例外ではなく、未取得者はすでに宅建モード全開になっている。

私も20数年前に宅建を取得した。

お恥ずかしい話、私が宅建の存在を知ったのはこの業界に入ってからだった。

同期入社の人間が「宅建勉強してる?」なんて話しているのを聞き

はじめてそれを知るにいたったという超意識の低い人間だった。

その当時は宅建を英検のように宅と書くものだと本気で思っていたほどだ。

受験初年度は少しも勉強せず当然のように撃沈。

2度目の受験の時もいまいち本気になれず、夏休み海で遊んで真っ黒に日焼けした顔で

出社したところ先輩、同僚から呆れられた。

当時若手営業マンとしてバリバリの営業実績を叩き出していた事もあり

「宅建なんかなくても営業は出来る!」と嘯いてはみるものの

意志の弱い人間の遠吠えであることは本人が一番分かっていた。

八月の後半、当時のスターツ社長村石久二現CEOと話す機会があった。

会話の詳細は忘れたが、別れ際に宅建の話になり「どうテラチャンやってる?」と聞かれ

「いえあまりやってません!別に取らなくてもいいし。」みたいに答えたところ

「そうだね別に取らなくてもいいけど・・・でも僕は馬鹿とは一緒に働きたくないんだ。」

と言い残してその場を立ち去っていった。

私は暫くその場を動くことができなかった。

自分自身の不甲斐無さと悔しさが入り混じり

熱いものがこみ上げてくるのを必死でこらえた。

次の瞬間、自分の中で何かが動いていくのがわかった。

それまで色々な上司や先輩から何百回言われてもどこか聞き流していたが、

本当にたった一言で変わってしまったのだ。

その日から約45日間、平日5時間、休日15時間という、

生まれてこの方経験したことがない猛勉強をはじめた。

その甲斐あってその年宅建を取得できた。

私の場合、

宅建を合格したという事実より人生にとってもっと大きなものを得ることが出来た。

今、宅建受験勉強中の皆さん、

あともう少し。最後まで頑張ろう!

追伸:私の拙い筆力では文中の村石氏の人間性が超クールな感じに

伝わるかもしれませんが皆さんご存知のとおり超人間的でハートフルな方です。

念のため。

2008 9 20 (土) | TRACK BACK(0)

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