先日、某ベンチャー企業の社長と面談をした。
会社立ち上げから10年以上が経過して一時は業績も好調だった。
が、最近社員の士気が低下してきておりその結果、
業績が思わしくなく社員の定着率も下がってきたと悩んでいる。
「創業から2〜3年までは1年間で休日は1週間あるかないかという
過酷な労働条件だったが社内に活気があり、余程の事情が無い限り
辞めていく社員はいなかった」と社長は振り返った。
話を聞きながら私は2年前に行ったベトナムを思い出していた。
ベトナムは日本に比べ経済的には決して豊かでないが、
滞在中あらゆるところで人々から何か得体の知れぬエネルギーを感じた。
日本人が忘れてしまった(であろう)活力がそこにはあったのだ。
どこの社長も立ち上げたばかりの時は、会社をいち早く安定軌道に乗せようと必死だ。
しかし念願かなって会社が安定期に入ると今度は皮肉なことに
組織の活力が失われていく事態が生じる。
その社長の会社も立ち上げ時は資金的余裕が無く会社の基盤は脆弱だったが
そこには明るい「希望」があったはずだ。
会社も国も貧しくてもビジョンが明確でそこに「希望」があれば活気溢れる集団が出来る。
まさに「人はパンのみに生きるにあらず」なのだ。
常に「希望」のある会社づくりを再度肝に銘じた面談であった。
皆さん良い週末を。