先週の金曜日に不動産業界の新年会に出席した。
立ち上げたばかりの会社から上場企業までさまざまな規模や歴史の会社が
集まっており、多くの経営者たちから生の話を聞けて大変有意義な時間を過ごせた。
会社ごとに多少の温度差はあるものの全体感としては
やはり「市場が厳しくなってきている」という声が昨年より多かった。
一口に市場が悪いといっても直接的、間接的にさまざまな複合的な要因が絡まりあっている。
今回一番多いと感じたのは、金融機関の不動産融資全体が締まり始めてきているというのと
建築費の異常な高騰、それと改正建築基準法によって生じている建築確認の停滞という声。
今回はいずれも間接的な要因で、景気の低迷に伴い消費者の購買マインドが低下しているという
直接的な要因が引き金になってはいないようだ。
いずれにせよ「市場が厳しい方向に向かっている」ということは、ほとんどの経営者が一致していた。
今後は一層市場の中での競争は激化していくと感じた。
一般に不動産業は参入障壁が決して高くない業界である。
特に景気の良かったここ10年に創業した企業はたくさんある。
参入障壁が低いということは他社との差別化が図りにくいということである。
逆説的に捉えれば競合他社との際立った差別化が図れれば市場の中で優位に立てる。
この理屈は会社だけでなく経営者や営業マン一個人にも当てはまる。
他社には絶対真似のできないビジネススキーム。
他人の追随を許さないスキル。
「得意技、必殺技を持つ!」ということが今後の厳しくなる市場を乗り切るためのキーワードだと感じた。