いささか旧聞に属するが
昨年末、一年の世相を象徴する漢字に「命」が決まった。
いじめによる自殺などが相次いだことから「命の尊さを痛感した」というのが選ばれた理由らしい。
当社でも今年の仕事始めに全社員で今年の自己目標や心がけとなどを
漢字一文字で表してみようということになった。
私は「感」という文字を選んだ。(ああ、超へたくそで恥ずかしい)
↓
感動する、感激する、そして感謝する・・・
何事においても感性だけは常に研ぎ澄まされていなければ経営はできない。
そんな自戒の念にも似た気持ちからこの文字をしたためた。
そんな折、
今年4月に行われたピタットハウス全国経営方針説明会で基調講演をお願いした相田一人さんと
講演に先立ってご面談の機会に恵まれた。
相田みつお美術館の館長であり相田みつおさんのご子息でもある一人さんから直接、
数多い作品の背景にある色々なお話を賜ることができ、すべてが大変興味深く、
目からうろこがポロポロ落た。
中でも「感動とは 感じて動くと書くんだなあ」という作品の印象が心に強く残った。
館長いわく「感動と言う言葉はあるが、理動という言葉はありません、
人は理屈では動かない、感じた時に動くのです」。と説かれた。
思わず膝を叩いて「我が意を得たり!」という気持ちであった。
そういえば私の指南書のひとつデール・カーネギーの「人を動かす」にも
次のように書かれている。
人を動かす秘訣は、この世に、ただ一つしかない。
この事実に気づいている人は、はなはだ少ないように思われる。
しかし、人を動かす秘訣は、間違いなく、一つしかないのである。
すなわち、みずから動きたくなる気持を起こさせることだ。
なんとも示唆に富む話だが
では具体的にどうすればいいのか。
ぼんやりとした輪郭がすこし見えてきた気がする。
今年も残り少なくなってきたが常に感の一字を意識していこう。