私説 高校野球論!

甲子園球場で行われている全国高校野球。

今年も猛暑の中、好ゲームが続いている。

連日の熱戦に私もテレビに釘付けにされているファンの一人だ。


近年プロ野球人気が下降線を辿っているが

高校野球の人気は相変わらずだ。

その理由として個人的には

「高校野球には随所にリスペクトの精神が見られるから」

という見解をもっている。

審判や取材記者に対してもそうだが

特に対戦相手に対するリスペクトの精神がなんとも心地いい。

しかしそんな高校野球で最近気になることがある。

それは球児たちが試合中、特にホームランを

打ったときに見せる派手なガッツポーズである。

「どうだ!!」と言わんばかりに

ダイヤモンドを踊るようにまわるパフォーマンス。

近年、その傾向はエスカレートしており、

TVの影響か今年はメジャーリーガーの真似をして

自分の心臓をこぶしで叩いて人差し指を天にむかって突き上げる

といったことをする選手もいた。

私はそういったパフォーマンスを目撃したら

その選手のいるチームを応援しなくなる。

高校野球にそんな光景は似合わない。。。。。というか必要ない。

私は高校野球にはベースボールではなく

日本の野球、いや「野球道」を求めたいのだ。

その感覚は言い換えれば

戦う前、戦った後に対戦相手に「蹲踞(そんきょ)の姿勢」

をとる武道に近いものなのかもしれない。

東京オリンピックの柔道無差別級で

日本のエース神永を破り優勝したオランダのアントンヘーシンクは、

その歴史的勝利の瞬間、自身の勝利の喜びを表現するどころか

喜んで畳の上に上がろうとした自国のファンや記者達を制止した。

そこには対戦相手の神永に対する「リスペクト」の精神がみえる。

勝者は何をしても良いわけではない。

敗者に対するリスペクトができてこそ真の勝者だし

そういう「勝って驕らず」の姿勢は日本文化の誇りだ。

私はそういった姿こそ高校野球に求め続けて行きたい。


明日の決勝戦で球児たちの夏が終わろうとしている。

さて今年の優勝の行方は?


寺本の高校野球論の一部のご紹介でした。

独自の高校野球論をお持ちのかた

熱く語り合いませんか(笑)。

2007 8 21 (火) | TRACK BACK(0)

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